CYaRonライブから見えた「未来への希望」

この記事はCYaRon! LoveLive! ~大革命☆Wake Up Kingdom~ Day2の感想記事です。そのため多大なネタバレを含む可能性がありますので、「ネタバレはちょっと………」という方はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お久しぶりです、まさけです。初めましての方は、初めましてまさけと申します。

ここのところは忙しくてライブを観れていなかったり、ライブを見ていてもツイートにその時々の感想を流すだけでまとまった文章に起こしていなかったりということが続いていまして、このブログを書くのは本当に久しぶりですね。

 

こちらの記事を書いていない間は照明考察の同人誌を作ったりしていましたので、もしかしたら読者の方の中には照明本を買ってくださった方もいるかもしれません。そんな方には改めてこの場でお礼を。本当にありがとうございます。いつも支えになっています。

 

さてそんな照明本をBlu-Rayが発売されたタイミングで制作していた私ですが、久しぶりにライブの直後に書くこの感想ブログのフレッシュ感が恋しくなりまして、筆をとった次第です。以前のように長文で饒舌に語ることは叶わないかもしれませんが、心に残った演出を話せたら嬉しいです。

 

今回取り上げたいのはCYaRon 2nd Liveで最後の曲として披露された2曲について、より正確にいえばアンコール前の「ユメ語るよりユメ歌おう」と「近未来ハッピーエンド」の2曲についてです。このセトリの組み方がとてもうまかったなと感じます。実際この2曲の配置が印象に残った方も多いのではないでしょうか?私はこのセトリを通して「Aqoursのライブはここで終わるのではなく、次へつながるんだ」というメッセージを受けました。

 

ユメ語るよりユメ歌おう」と言えばラブライブサンシャインのアニメ1期のエンディングとしてお馴染みですね。2期のエンディング「勇気はどこに?君の胸に!」と同様にライブでは締めの曲としてお馴染みな印象があります。どちらかというとアンコールで披露される印象が強いでしょうか。

 

例えばAqoursの1stライブや2ndツアーの埼玉公演ではユメユメがアンコールで披露されていますし、同様にAqoursの3rdライブでは勇君がアンコール内で披露されています。4thライブではアンコール前の締めを「勇気はどこに?君の胸に」で行っています。アニメシリーズのエンディングテーマ曲という性質上、ライブの終わりや区切りを意識させるパートにこれらの曲が使われることはさして不自然とも言えないでしょう。

 

ただ、エンディングでライブを締めくくってもまだアンコールが続くという期待感は、かなり直接的に「未来へと続いていく」印象を与えます。4thライブの時はこれが劇場版のことを意識させましたし、今回はコロナ感染症拡大の影響を受けて足止めを多々受けていたAqoursの活動がこれからも続いていくという印象を与えてくれました。

 

この期待感はアンコールの最後に披露した近未来ハッピーエンドによってさらに強化されます。歌詞としては友達の恋を応援する曲ですが、近い未来にいいことが起こるというこの曲の方向性は、ユメユメからアンコールへ繋いだ事による期待感に拍車をかけてくれました。

 

このようにして、今回のセトリから未来への希望を感じ取った人は多いんじゃないかなと個人的には思っています。ライブ中も伊波さんが「これからのAqoursに会いに来て」と言っていたことや、サクラバイバイの歌詞に登場する「終わりから始まりへ続いてる」という言葉も合わせて、この「未来へ続いていく」というメッセージはCYaRonが伝えるのにぴったりなメッセージだったのではないでしょうか。

 

以上がセトリから見えてくる「未来への希望」という印象でした。ここからは似たようなメッセージが、「ユメ語るよりユメ歌おう」と「近未来ハッピーエンド」の照明にも見て取れたという話に移りましょう。

 

まずはユメ語るよりユメ歌おうの照明から見ていきましょう。皆さんはこの曲の照明ってどんな印象をお持ちでしょうか?なんとなく眩しかったり明るかったりという印象を持っているんじゃないでしょうか。というのも、この曲はよくキャストがトロッコに乗る曲で、しかもライブの最終盤ということもあって白一色の照明で客席をガッツリ照らす演出が多用される曲なんです。客席の方にもスポットライトがよく向けられるのでキラキラした印象や眩しい印象がつきやすいんですね。

 

しかし、今回のCYaRonのライブではメインステージで披露されました。しかも、会場を彩るスポットライトの色もAqoursのメンバーカラー9色を用いたものでした。そのため、普段のようなライブの終わり感がほとんどなく、むしろ君の心は輝いているかい?や青空Jumping Heartのような曲と近しく感じられるようになっていました。

 

一方で近未来ハッピーエンドの方はどうだったかというと、こちらはトロッコ曲でしたので実際に観客席の方をスポットライトが照らす演出は入っていたんですが、色が白ではなくCYaRonのメンバーカラーだったように思います。(水色が入っていたのは確かですが、ちょっと他の色が入っていたかどうかはうろ覚えですが…)普段の白一色の照明がライブの終わりにスクールアイドルの輝きや煌めきを脳裏に焼き付けるための演出だとすれば、今回の水色はそれには光量が足りていません。強い印象をつけるというよりも次が見たいと思わせる演出だったのではないでしょうか。

 

こうして「ライブの終わり」を印象付ける照明演出が入らないことで、このライブの「続いていく感」がより強化されていたように思います。セトリだけでも「未来へ続く希望」という印象は出せていましたが、照明演出を普段のものから変えることでこの印象をより強めてくれるライブスタッフさんの仕事に思わず息を飲んでしまいます。

 

ということで、今回はCYaRon 2nd Liveで披露された「ユメ語るよりユメ歌おう」と「近未来ハッピーエンド」の演出を振り返ってみました。楽しんでいただけていたら幸いです。

 

こちらのライブのアーカイブは10/20(水)まで視聴可能ですので、もし改めて見返してみたいという方は是非みてみてくださいね!

 

 

それではまた次の照明考察でお会いしましょう!